【生産者インタビュー:ぶどう】五嶌 位昌さん
生産者インタビュー第3弾となる今回は、川崎市多摩区でぶどうを栽培している五嶌 位昌さんにお話を伺いました。
品種ごとに味や香りに違いが出やすいぶどう。品種ごとの特徴や、近年の人気品種の移り変わりなど、様々なお話を聞くことが出来ました。
———何種類くらいの品種を栽培しているのですか?
5~6種類の品種を栽培しています。
———人気の品種は何でしょうか?
主力品種は大きな粒が特徴の藤稔(ふじみのり)ですね。大きな粒が特徴で果肉は柔らかくジューシーです。品種で言えば巨峰やピオーネといった品種が有名ですが、最近は『種無し+皮ごと食べられる』ぶどうが人気ですね。その中でも特に、消費者のニーズが高まっているシャインマスカットは人気です。
粒の大きさが特徴の『藤稔』
———完熟するとぶどうはどう変化しますか?
ぶどうは完熟すると果実の色が濃くなります。マスカットの場合は、色が少し黄色がかり、マスカットの香りも強くなります。もちろん糖度も高くなり、甘く香りも強くなります。
———今回Slow Sweetsで使わせていただく3品種の特徴を教えてください。
ベニバラード : 種はなく皮もパリッと薄く丸ごと食べられる。色は赤く縦長の実。
藤稔(ふじみのり) : 大きな粒が特徴。果肉は柔らかくジューシー。
シャインマスカット : 上品なマスカット香と20度以上にもなるの高い糖度が特徴。
時期によってスイーツに使用されるぶどうの品種も変化していきます。まずはベニバラード、次に藤稔、シャインマスカットと続く予定です。それぞれに違った美味しさがあるので、是非食べ比べていただきたいです。
———ぶどうの栽培で大変なことは何でしょう?
粒抜き(摘粒)の作業が大変です。最終的な形をよくするための粒抜きをするのですが、それを一つ一つすべての実にしていきます。この作業を2~3回、最終の形を予想し考えながら作業しています。
———ぶどうの栽培で気を付けていることはありますか?
ぶどうは病気にかかりやすい作物なので、病気が出る前に対処するようにしています。特に最近多い集中豪雨などの時は被害を受けやすいのでより一層注意を払って栽培しています。
五嶌さんの農園はすごくきれいに整備され、枝一本一本が平行に並ぶ棚に見惚れてしまいました。
どの品種も大きく、張りのある粒が収穫の時を今かと待っているように見えました。
そんなぶどうを大切に、贅沢に使わせていただきます。
完熟したぶどうの甘み、香りをスイーツにして皆様にお届け致します。
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