SDGsへの取り組み ~フードロス削減~

Slow Farmの安藤です。今日は私達のSDGsに対する取り組みに対して書きたいと思います。

少し長くなりますが、ご一読いただけると幸いです。


Slow Farmは2019年に最初のイチゴハウスを建て、そこからイチゴの栽培が始まりました。栽培初年度は分からない事が多く、病気や虫の被害に苦しみました。春先の収穫量が増えてくる時期には毎日ゴミ袋3-5枚の廃棄イチゴを出しており、もっとうまく栽培が出来ればな~、と悩む日々が続きました。


その際に痛感したのはイチゴの再利用の難しさです。イチゴは果皮も柔らかく一度痛むと劣化が早い果物です。例えば皮がむけたイチゴを再利用する為には収穫してから1~2日で処理をしないと加工も出来ない状態になってしまいます。当初より、地元の洋菓子店にご協力いただき、ジャムやコンポートを作って頂きながら、イチゴの再利用に努めてきました。しかし、栽培面積が増えるにあたりイチゴの総量も増える事から、自ら生産から加工まで出来ないと本当にロスを少なくすることは難しいと考えました。


2022年2月17日に農園パティスリー「Slow Sweets」がオープンいたします。完熟イチゴを贅沢に使ったスイーツをお客様にも楽しんで頂きたいという想いから、パティスリープロジェクトはスタートしました。他方、自らの農園内に調理・加工する能力を持つことで、ロスになってしまうイチゴに本気で向き合い、価値ある商品に変えていく活動もスタートしたのです。


現在、私達は店頭で販売しにくいイチゴ達を、スライスして48時間低温熟成乾燥させていくことで、旨味がギュッと濃縮されて非常に食味に優れた乾燥商品になります。Slow Sweetsではその乾燥イチゴを贅沢にパウダー状にして焼き菓子の生地に練りこみ、フィナンシェを作ります。是非お試しいただきたい一品です。


消費者側のフードロスに目が向けられる事が多いと思いますが、私達生産者がまずフードロス削減に向き合う姿勢が大事だと考えています。Slow Farmは農業という分野で持続可能な社会を作る一助になれればと思います。


長文になりましたが、ご一読いただきありがとうございます。