【生産者インタビュー:和梨】五嶌 位昌さん


生産者インタビュー第4弾、今回はまさに今が旬の和梨です。川崎市は和梨の産地としても知られており、特に多摩川沿いで栽培されるものは『多摩川梨』と呼ばれ、多くの人が和梨を求めて訪れるそうです。お話を伺ったのは、前回のぶどうの際にもお世話になった、川崎市多摩区の農家、五嶌 位昌さんです。


———梨の栽培で大変なことはどんなところでしょうか?

一番のポイントは花粉付け・それが出来ていないと、何をやってもダメになってしまう。摘果や一つ一つへの袋掛け、大きなものは落ちないようにネットをかけたりと手がかかります。でも手をかけただけ良いものが実るんです。それは梨に限らず、他のものも同じですよね。



———多摩川沿いで梨の栽培が適しているのはどんな点でしょう?

水捌けが良いというのは一つポイントだと思います。あとは昔から産地として梨を作ってきたこともあって作りやすい地域というのもあると思います。



———品種によってどのような違いがありますか?

うちでは一般的に有名な幸水や豊水など、7~8種類の品種を栽培しています。

梨の季節になって初めに出てくる幸水や豊水は水分量の多さが一番の特徴です。食べた時にじゅわっと口いっぱいに果汁が溢れる今人気の品種です。これからの時期は大きな実とシャキシャキ感が特徴の新高(にいたか)や、愛宕(あたご)といった品種が出てきます。実に含まれる水分量によって食感や果汁感が大きく変わってきます。


大きく実りネットがかけられている和梨



———収穫の目安はどんなところで見極めていますか?

表面の色や質感ですね。あとは非破壊測定器という糖度計で糖度を計測します。大体12~13度程を収穫の目安にしています。


非破壊測定器を実際に使用する様子



———今回Slow Sweetsで使わせていただく品種の特徴を教えてください。

新高(にいたか): 甘みがあり、酸味は少なめで柔らかくジューシーな肉質。

愛宕(あたご) : 大きなものだと2㎏にもなる。シャキシャキの食感に程よい甘さとやわらかな酸味。

品種ごとに違った美味しさがあるので、是非食べ比べてみてください。




和梨は私も大好きな果物でしたが、こんなにも品種によって違いがあることを知りませんでした。

新高や愛宕は本当に実がずっしりとしていて、その大きさにも圧倒されました。


一般的にパティスリーには和梨よりも洋梨を使ったスイーツが並ぶことが多くみられます。和梨は洋梨に比べて水分が多く、フレッシュの状態でケーキにするのは難しいからです。それでも、私たちは『多摩川梨』と呼ばれる産地だからこそ、今回和梨のスイーツを作りたいと思いました。和梨の繊細な甘さとみずみずしさを生かした秋らしいスイーツをお楽しみください。



■和梨を使ったの商品はこちらでチェック

https://www.slowsweets.jp/lineup