【生産者インタビュー:桃】 松浦 隆さん




ブルーベリーに続いて第2弾となる今回は、桃を栽培している松浦隆さんにお話を伺いました。


松浦さんは川崎市多摩区で桃を栽培されています。桃以外にも梨やぶどう、みかんなど、1年を通してさまざまな果物を栽培されています。


7月は桃が旬を迎え、最盛期となります。完熟した桃の美味しさや栽培について、そして多摩川沿いの桃の歴史についてもお話を伺うことが出来ました。





———桃は何種類くらいの品種を栽培しているのですか?

たまき、日川白鳳、黄金桃、なつっこの4品種を栽培しています。それぞれ収穫時期が違い、たまき→日川白鳳→黄金桃→なつっこといった順番で収穫時期を迎えます。



———美味しい桃づくりのために大切にしていることはありますか?

特別に何かしていることはないです。通常の管理作業をしっかりやることですね。色づきを良くするために反射板を置いて下からも光が当たるようにしてあげるなど、当たり前のことをしっかりやるようにしています。



———桃は花が咲く前につぼみを落とすと聞いたことがあります。

そうですね。桃はたくさんの花をつけ、それが受粉して桃の果実になります。しかし、そのままだと栄養が分散して実が小さくなってしまいます。つぼみの段階で1回、花が散ってから2回の計3回、選別して摘花の作業は行います。成らせる実の数を制限することで、美味しい桃になるんです。



———袋掛け栽培をする理由はなんでしょうか?

桃は虫がつきやすい果物です。袋をかけることでその予防になります。袋をかけている期間は5月末頃からの1カ月程。約1週間かけて園内の約3000個以上に袋掛けをしています。すごく手間のかかる作業ですが、虫などから桃を守る大切な作業ですね。



———完熟するとどう変わる?

桃の完熟の見極めは桃に軽くふれて、やわらかさ感じれば食べ頃ですね。甘くて果汁がジュワっとたっぷり溢れ出すのは“完熟”の桃ならではの美味しさですね。



———川崎「多摩川」沿いは桃の名産地だった!?

川崎市では明治時代から盛んに桃や梨が栽培されていました。昭和初期ごろ中原区域は全国でも有数の桃の産地で、当時は東京の淀川や神田などの大手市場にも出荷していました。


なぜこの地域で桃や梨の栽培が盛んにおこなわれていたのかというと、水捌けの良い土地です。多摩川沿いにあるこの農園も、掘れば砂が出てきます。そんな水捌けの良さが果物の栽培に適していたのです。


私が桃を栽培しているのは、「桃の産地だった」という昔の面影を何とか繋げなければという想いがあるからです。この町が昔、桃の名産地だったのだと、知ってもらえたら嬉しいですね。




松浦さんの育てる桃からは初夏の華やかな香りがしました。完熟した桃は口当たりなめらかで、芳醇な甘みを感じます。


一つ一つ大切に育てられた松浦さんの桃を、私たちも丁寧にスイーツにしていきたいと思います。


今しか食べられない ‘旬’の 桃の美味しさを是非ともお楽しみください。



※桃の商品は生育状況により松浦さんの桃でない場合もございます。


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